金利の高い銀行カードローンには理由がある?

一般的に銀行カードローンは消費者金融より金利が低くなっています。この理由は、貸し出す資金の調達にその銀行の預金がそのまま利用できるからです。元々銀行は預けてもらったお金を様々なローンとして貸し出すことで、預金者に支払う利息との差額で利益をあげています。

対する消費者金融は自己資金だけで行っている場合はともかく、預金を集めるという行為が行えない為、銀行から借りたお金を貸していることが多いです。よって、銀行より低い金利で貸すということは難しく、カードローンでも銀行より高い金利設定になっています。

ですが、中には銀行でも消費者金融並に金利の高いカードローンがあります。その代表的な2つは新生銀行のレイクとオリックス銀行のカードローンです。これらは共に最高金利が年利18%で、消費者金融のそれと全く変わりません。何故この2つの銀行カードローンはこんなに金利が高いのでしょうか?

それは、まずレイクは元は大手消費者金融だったので、その時代からの金利設定を引き継いでいるからです。レイクが銀行カードローンになったのは2011年の10月からで、それ以前から利用していた人と条件が変わってしまっては色々な不都合がある為、銀行カードローンとなった現在でも消費者金融と同等の金利設定のまま提供されています。

そして、オリックス銀行は普通預金口座を提供していない信託口座専用の銀行です。つまり、それほど預金を頻繁に集められるという性質ではない為、どうしても金利を高くせざるを得ないのです。

ただ、2つのカードローンとも金利が高いというだけでは誰も利用しようとは思いません。そこで、レイクでは無利息サービスとATMの手数料が無料という2つのサービスを売りにしており、オリックス銀行でもATMの手数料が無料で、更にどのATMからでも千円単位での借り入れが可能となっています。このような他ではまず見ないサービスを提供している為、金利が高くても利用者が多いのです。

特にこの2つの銀行に共通するATMの手数料が無料という点は、頻繁にATMから利用する人にはかなりお得なサービスになります。このように、一見銀行カードローンにしては金利が高い場合、それを補うべく提供しているサービスがあると考えていいでしょう。

専業主婦がキャッシングをするなら銀行カードローンです

キャッシングは基本的に本人に収入がないと利用することができませんが、配偶者に安定した収入がある専業主婦(もしくは主夫)に限っては、その収入を元にして契約を行うことができます。

このような契約方法を配偶者貸付といい、消費者金融でもこの制度を利用することができますが、実際には消費者金融で配偶者貸付によって融資を行ってくれることは稀なので、基本的には銀行を利用した方がいいでしょう。ほとんどの銀行ではこの制度による融資を行っています。

配偶者貸付を利用するには収入のある配偶者の氏名やおおよその年収、勤務先、その連絡先の情報が必要になります。ですが、審査時にそちらに連絡をするようなことはないので安心してください。特に配偶者の身分証明書や収入証明書なども必要になりませんが、銀行によっては配偶者との婚姻関係の立証の為に住民票の提出が必要な場合があるので、必要になる書類は先に確認しておきましょう。

専業主婦(もしくは主夫)がこの配偶者貸付によって契約を行うと、限度額は30~50万円の間になることがほとんどです。これは配偶者の収入とはあまり関係なく、これくらいの金額が上限になります。いくら配偶者に収入があったとしても、その中からどれだけ契約者の返済に回せるかは分からない為です。

返済こそ配偶者の収入を元に行いますが、契約を行ったのは申込みをした本人です。よって、返済はその本人が行う必要があります。もし延滞をした場合でも配偶者に連絡されることはありませんが、内緒で契約をしていた場合は催促状などでその利用が発覚してしまうかも知れません。バレずに利用する為にも返済だけはきちんと行うことが大切になります。

銀行カードローンの驚くべき貸付制限

銀行カードローンと消費者金融カードローンの大きな違いと言えば、総量規制に対象であるか対象外であるかということです。2010年の貸金業法の改正によって消費者金融を含む貸金業者には総量規制が導入され、顧客の年収の三分の一以上の貸付に制限が設けられました。

いわばこれは、法律的に年収の三分の一以上の貸付をすれば、顧客の返済能力を超えてしまう可能性があるということを認定したものと解釈できると思われます。銀行カードローンに総量規制が導入されなかったのは銀行は審査に厳しいので貸金業者のように法的な規制をしなくても返済能力を超えた貸付をしないということであったと考えられます。

しかし、最近になって銀行カードローンの過剰融資問題が発覚しました。銀行カードローンの顧客への過剰融資が自己破産者の増加を招いているとわかったからです。

金融庁などの指導によって銀行は自主規制として融資限度額を減少することなどを導入しましたが、メガバンクの一つの「みずほ銀行カードローン」では貸付限度額を年収の二分の一から年収の三分の一にするということです。なんと、貸金業者では法的規制が入っている金額をメガバンクのカードローンが貸付可能であったということです。これを聞いて銀行の信用度も地に落ちたと感じる人はかなりいるでしょう。